【雨引観音】あじさいの季節は、混み合う鎌倉を避けて、茨城に足を延ばしてみよう

インスタ映えスポットとしても有名な、雨引観音の「水中花祭り」を見に行きました! イベントの時期やアクセスについて説明します。
Hydrangea raft in the garden pond of Amabiki Kannon Temple
Sakuragawa, Ibaraki, Japan

雨引観音の「あじさい祭り」と「水中花祭り」
今年のあじさいシーズンもそろそろ終了ですね。
私は、鎌倉の近くに住んでいるにもかかわらず、ここ数年はあじさいを見るために、わざわざ遠くまで足を延ばしています。
理由は簡単で、鎌倉ほど人が多くなくて、じっくりとあじさいを楽しめるからです。
もちろん、明月院や長谷寺をはじめとする鎌倉のあじさいの名所はすばらしく、歴史を感じさせます。
でも特に昨年今年は、コロナ禍で人混みを避けたかったこと、コロナ禍のために明月院が週末クローズしていたこと。これらの理由から、遠出してみることにしました。
目的地は、茨城県は桜川市の雨引観音。
電車+バスで片道2時間、車では1時間30分程度。
充分に日帰りで行ける距離です。(「アクセスについて
桜の花見にしても同じことが言えますが、首都圏の人たちは、「桜やあじさいの花見」=「混雑」という印象を持っていると思います。でも、首都圏を少し離れてみるだけで、人混みがそれほどなくて、さらにスケールの大きい花見の名所がたくさんあります。
そんなわけで、雨引観音に行ってきました。
茨城では県内随一のあじさいの名所です。
雨引観音あじさい祭り
2021年の雨引観音の「あじさい祭り」は、6月10日から7月20日までの開催でした。
今年は、例年によりも開花が早く、6月中旬には見ごろを迎えました。
残念ながら、その期間はあいにく忙しくて、行くことができず。。
なので、今年は「水中花祭り」の方に行くことにしました。
雨引観音水中花祭り
今年は、7月1日から7月11日までの開催でした。
期間中には、夜21時までライトアップも行われました。
雨引観音では10種類5000株のあじさいが咲きます。
鎌倉の明月院が同じ3000株、長谷寺が2500株なので、
それらを上回る規模です。
寺院内の池に浮かべられるあじさいの花の数は、何と4000輪以上!
雨引観音では、もともと、剪定したあとのあじさいの花を捨てていたそうです。
それが「もったいない」という話になり、池に浮かべてみることにしたそうです。
やがてインフルエンサーが次々とSNSにアップするようになり、いまでは関東随一のあじさい水中華の名所に。。

「もったいない」の精神から生まれた水中花。
それでは寺院をひとめぐりしてみましょう。

仁王門までのびる長い階段。6月には両側に美しいあじさいの花が咲き乱れます。

仁王門とあじさい。

手水舎にもあじさいの花が。

これが有名な雨引観音の水中花。

規模の大きさにびっくりです。


4000輪上の花が浮かべられるそうです。

新緑とあじさいの組み合わせが美しい。

池にはさまざまなかたちのあじさいも浮かんでいます。

こちらはハートのかたちをした紫陽花。

紫陽花を使った芸術作品のよう。

雨引観音の人気者、アヒルちゃん。なかなかこちらを向いてくれない。。

多宝塔。

千手観世音菩薩。


雨引観音は山の上にあるので、関東平野が見渡せます。


寺院内のあじさいはほとんど終わっていました。。次回はぜひ6月中に来たい。
雨引観音(あまびきかんのん)は、正式名称を「雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)」といいます。安産・子育て・子授け・厄除けの霊場として知られます。規模のかなり大きな山寺で、季節に応じて桜、つつじ、あじさい、紅葉が楽しめます。
安産祈願のお守りや腹帯は特に有名で、腹帯は天皇家にも献上されています。
正武天皇、光明皇后の帰依が厚く、このお二人が安産祈願をして無事成就されたことから、「安産や子育ての寺」として関東で知られるようになりました。
位置としては、茨城県の県西部、筑波山の北側になります。
雨引観音がある茨城県桜川市は、二宮金次郎が農村改革を行ったことでも知られる、山々を拝む、のどかな農村地帯です。
アクセスについて
電車とバスで行く場合: 最寄り駅はJR水戸線岩瀬駅。JR東京駅から行く場合、小山駅で水戸線に乗り換えて9番目の駅。小山駅からは約40分。JR東京駅からは所要時間約2時間。
岩瀬駅からはバスかタクシーを利用します。
バス(ヤマザクラGOバス)で行く場合:
(土日・休日)「雨引観音前駐車場」で下車。
(平日)雨引観音の入り口にあたる「本木」で下車。そこから徒歩で30分ほど山を登っていきます。
いずれも乗車1回200円。
タクシーの場合: 岩瀬駅のタクシー乗り場から約10分。料金は2000円程度。
マイカーで行く場合:
詳細については、こちら雨引観音公式ウェブサイトのアクセス情報をご確認ください。
駐車場は約300台分が用意されているので、駐車の心配はなさそうです。
私は今回は岩瀬駅すぐそばの旅館に前泊しました。
こちらの旅館にお世話になりました!
ご夫婦で旅館をきりもりされていて、とても感じがよく気持ちのよい宿でした。
食事も「おかあさんの手料理」という感じでおいしくて大満足。
サイクリングシーズンであれば、宿で直接レンタサイクルを借りることもできます。
翌日はレンタサイクルで岩瀬を起点に「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を回りました。
道中では、茨城らしい、こんなにのどかですてきな風景にめぐりあうことができました。
日本は美しい。


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