石のまちをゆく ―― 日本の墓石の三大ブランドのひとつ、「真壁石」の街を訪ねて

【東日本の墓石の多くが真壁産】茨城県桜川市真壁町は、筑波山の北に位置するのどかな農村地帯。県道41号線つくば益子線沿いに、石材店、石材問屋、展示場が並ぶエリアがあります。この「石のまち」を訪ねました。

Makabe, a small rural town in Ibaraki Prefecture, is known as a “stone town.” You will find many stone lanterns, statues and tombs, ready for shipment, at the garden of stone dealers dotted along Prefectural Highway 41. These stone products are created using granite cut from Mount Kaba and other local mountains.



「真壁石」(真壁町)は、墓石に使われる御影石の三大ブランド(産地)として知られます。

御影石の三大ブランド(産地)とは、真壁石(茨城県)のほかに、庵治石(あじいし)(香川県庵治町)と岡崎石(愛知県岡崎市)です。

茨城県の常陸三山(筑波山、加波山、上尾山)で産出される「真壁石」は、良質な銘石として、古くから墓石や建築材などに使われてきました。

真壁町は「石のまち」として知られます。

県道41号線つくば益子線沿いには石材店が並び、店先や庭先に置かれている石灯篭や石像、墓石などが所狭しと並べられています。

私も筑波山に行ったときに、この「石材ストリート」をはじめて車で通過して、驚きました。

県道の両脇にさまざまな石のアートが並ぶさまは圧巻です。




写真のとおり、街の至るところに石製品があります!


なんだか不思議な光景です。

出荷前の石製品がずらり並べられています。

こんな石製品もあります(笑)

筑波山をはじめとする常陸三山から採掘した真壁石を、筑波山のふもとにあるこの街まで運んできて、石切りなどの作業をして石製品をつくっています。

真壁町にはいまも石匠たちが住んでいるそうです。


墓石として知られる御影石ですが、使われるようになった理由があります。

御影石が墓石に使われるようになった理由

〇長持ちする。石の寿命が長い。

〇光沢がある。

〇丈夫で頑丈。



御影石を切り出している加波山は、1884年の加波山事件(栃木、茨城、福島3県の急進的自由党員が明治政府を転覆しようとした事件)の舞台でもあります。


真壁町は、茨城は筑波山の北にあります。

筑波山や、つくば研究学園都市、つくば霞ヶ浦りんりんロード雨引観音(同じ桜川市です)などを訪れる機会があったら、ぜひこの街にも足を延ばしてみてください。




日本は美しい。



茨城県桜川市真壁町(県道41号線つくば益子線沿い)


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