顧客も投資も分散を(リスク分散をこころがける)

私がフリーランスとして働いていたときに、駆け出し時代に先輩からもらったアドバイスは

「できるだけ顧客を分散するように」

でした。

先輩からは

「取引を特定の会社ばかりに集中させてはダメだよ」

とクギを刺されました。


たとえばA社との関係がだめになっても、ほかにB社やC社との取引が続いていれば、A社のダメージは全体でみると抑えられるということです。


株式投資でも「ひとつのカゴにたくさんの卵を入れるな」と言います。投資先をできるだけ分散しておくことで損失を最小限にとどめるという考え方ですね。


フリーランスとして何年も仕事を続けていると、反対に会社員であることのリスクを感じました。会社員は身分は安定しているけれども All or Nothing の世界です。雇用先からリストラされてしまうと、それまでの安定した収入も一気に失ってしまいます。


実際にそれまで高収入で羽ぶりのよかった友人たちが、突如のリストラや環境の変化でまたたく間に窮状に陥るのを目にしてきました。身分の安定を担保に住宅ローンを組んでいたり、こどもを私立校に通わせたりしていると、生活の急変を余儀なくされてしまいます。


この「急になくなる」「急に失われる」「急に変わる」というのが怖いところです。

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当時フリーランスだった私の目から見ると、会社員の人たちはリスクに対してあまりに無防備でした。


フリーランスは身分こそ不安定ですが、収入源 (stream of income)をたくさんもっておくことで自分を守ることができます。
ひとつひとつの収入は小さくても、それが束になればけっこうな金額になるし、しかもより強固です。細い藁をいくつも束ねて、太くて強靭な縄をなうようなイメージ

こちらがだめでもあちらが助けてくれたりで、収入がゼロになることは決してありません(健康を損ねたりしない限りは)。


フリーランスとして働くと、リスクに対してとても敏感になります。常にリスクヘッジの方法を模索しているのです。


「収入源をたくさんもっておく」、この考え方は仕事や投資、ひいては人生を考えるうえでの私のバックボーンになっています。


アドバイスをくれた先輩には今でも感謝しています。

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